現役音大生女優、
松下奈緒(21)が4月1日にクラシックの殿堂、東京芸術劇場で
日本フィルハーモニー交響楽団とジョイント公演を開き、ピアノを弾くことが19日、分かった。人気と実力に着目した同交響楽団からソリストとして指名を受け、モーツァルトのピアノ協奏曲を演奏する。3月に音大を卒業し、クラシックから離れる松下にとって、最初で最後のオーケストラとの共演となりそうだ。
女優業の傍ら、ピアニストとしてCDをリリースし、コンサートデビューも果たした松下に、今度はオーケストラとの共演オファーが届いた。
超難関の名門音大ピアノ科に通う彼女にとってクラシックは学業で、仕事としての音楽活動はインスト曲の創作や演奏が中心。昨年12月に大学で卒業演奏を終え、「これでクラシックは最後と思っていた」という。その直後に、日本フィルハーモニー交響楽団から指名がかかった。
きっかけは昨年秋、音大生の生活をコミカルに描いたフジテレビ系月9ドラマ「のだめカンタービレ」が高視聴率を記録し、若者の間でクラシックブームが起こったことだった。同交響楽団では若者へアピールする好機ととらえ、同じフジ月9ドラマ「恋におちたら」のヒロイン役など女優として知名度があり、初アルバム
「dolce」がオリコンチャート初登場37位にランクされるなど、ピアニストとしての実績も持つ松下に白羽の矢を立てた。
超一流の交響楽団とクラシックの殿堂で共演という夢のような話に、松下も「こんなチャンスは滅多にない」と二つ返事でOK。本人の希望で大好きなモーツァルトのピアノ協奏曲第20番を演奏することになった。
音大卒業後はクラシックから離れた音楽活動になるため、松下にとって4月1日のステージが最初で最後のオーケストラ共演となる可能性が強い。それだけに、「大変いいお話をいただいて幸せです。自分ならではのモーツァルトを弾きたいと思います」と気合が入っている。
3歳からピアノを始め、音大受験の際には2年間芸能活動を休止してまで臨んだ松下。クラシックに賭けた19年間の集大成を、全身全霊傾けて晴れ舞台にぶつける。
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